リベラルアーツ研究教育院主催シンポジウムのご案内 『AIとヒューマニティ―』
近年のAI(人工知能)の進歩には目を瞠るものがあります。AIは人間の営みをどう変えてゆくのでしょうか? 今回は、池上彰特命教授の司会のもと、本学の調麻佐志教授(科学技術社会論)、國分功一郎教授(哲学)、それに俳人の大塚凱さんをお迎えして、AIと人間性との関わりを議論します。...
View Articleほぼ全ての脊椎動物に共通するフェロモン受容体を発見 1細胞-1受容体ルールを破るフェロモン受容体
要点 種間での共通性がないというフェロモン受容体のこれまでの定説を覆す シルル紀の祖先から受け継いだフェロモン受容体を発見 脊椎動物のフェロモン受容の起源や進化の解明に大きな期待 概要 東京工業大学...
View Article量子アニーリングマシンの技術開発を推進するNEDOプロジェクトに採択 Society 5.0の中核を担う次世代コンピューティング技術を目指して
国立研究開発法人新エネルギー・産業開発総合開発機構(NEDO)の新規事業「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」に、東京工業大学が共同提案者として加わる研究開発プロジェクト2件が採択されました。科学技術創成研究院...
View Articleナノカプセルを貫く分子のひもを発見 混ぜるだけで組み上がる 新たな貫通型ナノ構造体
要点 ひも状のオリゴマー分子が、水中でナノカプセルと強く結合 短い分子は包み込み、長い分子は貫き通し構造を瞬時に形成 2つの様式の構造形成の鍵は、カプセル内での多点相互作用 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleオートファゴソーム前駆体を小胞体につなぎとめる 「Atg2タンパク質」の役割を解明
要点 オートファジーに必須のAtg2の機能に重要な領域を決定 Atg2が脂質膜に結合することを解明 Atg2がオートファゴソーム前駆体膜を小胞体に繋留するモデルを提唱 概要 東京工業大学 生命理工学院の小谷哲也博士研究員、中戸川...
View Article超スマート社会推進コンソーシアム設立記念式典のご案内
東京工業大学は、指定国立大学法人の使命を実現するため、超スマート社会(Society 5.0)の実現を推進する組織として、超スマート社会推進コンソーシアムを設立します。この度コンソーシアム設立記念式典を下記の内容で開催いたします。 基調講演、超スマート社会へ向けた講演・パネルセッション、ポスター展示、懇親祝賀会を予定しております。 たくさんの方々のご参加をお待ちしております。 日時...
View Article相同組換えのDNA鎖交換反応開始の分子機構を解明 Swi5-Sfr1によるRad51のDNA結合制御
要点 Rad51タンパク質は1本鎖DNAにらせん状に結合してDNA鎖交換反応を触媒 このRad51タンパク質がSwi5-Sfr1タンパク質で安定化されるしくみを解明 ガン抑制に関わる相同組換え因子の機能解明に道 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院の岩﨑博史教授、伊藤健太郎研究員、黒川裕美子研究員、国立台湾大学の李弘文教授(Pro. Hung-Wen...
View Articleアモルファス高分子の高次構造形成や粘度上昇をもたらす分子ユニット わずか数%で高分子物性が劇的に変化
要点 水分に弱い水素結合とは原理的に異なる新しい会合性分子ユニットを発見 高分子量かつ分子量分布の広いアモルファス高分子へ適用可能 アモルファス高分子材料への熱可塑性の付与やナノパターニング材料、物質輸送材料などへの応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の石割文崇助教、福島孝典教授らの研究グループは、同物質理工学院 応用化学系の戸木田雅利准教授、東北大学...
View Articleナノグラフェンを水に溶かして分子膜作製に成功 次世代材料ナノグラフェン研究に新たな扉
要点 溶媒に溶けにくいナノグラフェンの水溶化に成功 水中でナノグラフェン分子膜作製を可能とする「分子コンテナ」を利用した環境にやさしい新手法を開発 次世代の機能性ナノ材料の作製や分析に期待 概要説明 熊本大学 大学院先端科学研究部の吉本惣一郎准教授と東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article東工大・芙蓉GAPファンド設立記念 平成30年秋のシンポジウム 開催のご案内
芙蓉総合リース株式会社、株式会社みらい創造機構と東京工業大学は、2017年10月27日にGAPファンドの設置および運営にかかる協定を締結いたしました。 このたびは、協定に基づきかねてより連携しながら進めてまいりました「東工大・芙蓉GAPファンド」の第1回審査会を終え、各技術シーズに対する資金支援を軸に具体的な運用を始めることとなりました。...
View Article藻類のデンプン産出を自在にコントロール 環境に優しいプラスチックや医薬品の増産に期待
要点 藻類デンプン合成を調節する仕組みを発見 藻類を用いたデンプン生産実現に向けたエコな基盤技術 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する有用物生産手法 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所のイムラン・パンチャ日本学術振興会 外国人特別研究員(研究当時)、田中寛教授、今村壮輔准教授の研究グループは、東北大学 大学院生命科学研究科の東谷なほ子博士、東谷篤志教授と、同大...
View Article生命理工学院 第5回 生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)フォーラム ―バイオマトリックス:生命科学、材料工学から健康、医療、美容への架け橋―...
国立大学法人東京工業大学生命理工学院は、生命科学と生命工学を広くカバーする国内最多の75研究室を擁する学術組織です。「生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)」は、各学術分野の最先端と社会・産業とを橋渡しする協創の場であり、社会還元を想定した分野テーマごとに、現在、複数の研究室が集結した11研究グループから構成されています。LiHubフォーラムは、LiHubの活動の一つと...
View Articleタンパク質分子の彫刻を創る タンパク質結晶から分子チューブを作り出すことに成功
要点 タンパク質結晶の中だけで作られる特異な分子集合構造を取り出すことに成功 タンパク質結晶内で選択的な化学反応を実現することによりナノ構造体合成を達成 結晶から合成される様々なナノ構造体を用いたセンサーや触媒開発への応用に期待 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article顔のマッサージにより皮膚血流量が増加 長期のマッサージで血管拡張能が変容することを発見
要点 5分間の頬マッサージで、頬の皮膚血流量が10分間以上にわたって増加 5週間、毎日5分以上の頬マッサージで、血流増加反応が変容 マッサージを用いた皮膚血流や血管機能の改善手段の開発につながる成果 概要 東京工業大学...
View Articleスーパーコンピュータ「京」がGraph500において8期連続で世界第1位を獲得 ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析で最高レベルの評価
理化学研究所(理研)、九州大学、東京工業大学、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター、富士通株式会社、株式会社フィックスターズによる国際共同研究グループは、ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングであるGraph500において、スーパーコンピュータ「京(けい)」[用語1]による解析結果で、2018年6月に続き8期連続(通算9期)で第1位を獲得...
View Article1ナノメートルサイズの粒子が高活性酸化触媒に 小さなナノ粒子が切り拓く新たな触媒機能
要点 豊富に存在し安価な酸素を原料とする酸化反応を開発 不活性な炭化水素から工業的有用物への高効率製造の実現 “19原子”の白金ナノ粒子で従来触媒の50倍となる高効率を達成 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院のミフタフル・フダ(Miftakhul Huda)研究員、山元公寿教授、南澤慶伍大学院生(当時)、塚本孝政特任助教、田邊真特任准教授らの研究グループは、粒径1ナノメートル (nm)...
View Article東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院主催シンポジウムのご案内『川島雄三は二度生まれる ―日本映画の異端児―』
今年は、『幕末太陽傳』(1957年)や『女は二度生まれる』(1961年)などを撮り、日本映画史における鬼才として知られる映画監督・川島雄三の生誕100周年に当たります。 独特なセンスで映像表現を追求した川島映画は、半世紀を超えても映画ファンを惹きつけ、愛され続けています。...
View Article全固体電池実現のネックを解明 界面抵抗低減の指針を確立し実用化の道拓く
要点 固体電解質と電極が形成する界面において規則的な原子配列が低抵抗界面形成の鍵であることを発見 表面X線回折[用語1]により界面の構造を精密に解析 全固体電池の開発指針を与え、実用化に向けた重要な一歩 概要 東京工業大学...
View ArticleNASAからメアリー・ボイテック氏が学長特別補佐、地球生命研究所エグゼクティブディレクターに就任 国際教育研究拠点形成を目指したシステム改革の推進
東京工業大学は、アメリカ航空宇宙局(以下、NASA)アストロバイオロジー、惑星科学部門のシニアサイエンティストのメアリー・ボイテック博士を、学長特別補佐および地球生命研究所(以下、ELSI)のエグゼクティブディレクターに任命しました。...
View Article超伝導体を利用した新たな環境発電機能を実証
要点 第二種超伝導体[用語1]の性質を利用した環境発電機能を実証した。 試料の温度を一定に保ち、特定の磁場を印加するだけで、環境の“揺らぎ”から直流電圧が発生する。 微弱な環境揺らぎからの発電や、微弱信号を検出する素子に応用できる可能性がある。 概要 東北大学 金属材料研究所のヤナ・ルスティコバ氏(大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員)、塩見雄毅助教(現 東京大学 大学院総合文化研究科...
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