クロール泳中のスイマーに働く抵抗に関する新たな知見 独自開発した抵抗測定方法により、速く泳ぐための鍵にせまる
研究成果のポイント これまで困難とされてきた自己推進しているスイマーの抵抗測定に関して、独自に開発した測定法を用いて、新たな切り口でクロール泳の抵抗問題[用語1])の解明に取り組みました。 クロール泳におけるキック動作の役割は泳速度に伴って変化し、低速域では推進力として貢献しますが、速い泳速ではかえって抵抗になる可能性が新たに判明しました。...
View Article金属酸化物への電子ドープにより光触媒活性が向上 水素をつくりだす新たな高性能光触媒の開発に向けて
太陽光を利用して水から水素を生成する光触媒[用語1]は、日本人研究者を中心として研究が進められています。これまでの光触媒開発は主にトライアンドエラーによるもので、高性能光触媒を合理的に設計することが難しく、何を制御すれば高性能化できるのか十分にわかっていませんでした。 九州大学...
View Article東工大が、渋谷スクランブルスクエア、東大、慶応大、早稲田大、東京都市大との6者連携事業をスタート...
東工大、渋谷スクランブルスクエア株式会社、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京都市大学の6者は、産学連携でのイノベーション創出や発信およびクリエイティブ人材の育成を目的とした連携事業協定(以下、本協定)を7月11日に締結しました。 東京急行電鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社の3社は、2019年度開業予定の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア...
View Article10年後の東京、ひとは何を着ているか? 東工大xCSMハッカソン ウェアラブル制作ワークショップ開催
東京工業大学は、ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティンズ校(CSM)と協働し、サイエンス×アート産学実験プロジェクト「10年後の東京、ひとは何を着ているか?」を開始しました。...
View Article幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 トポロジカル量子コンピューターの実現に期待
概要 京都大学 大学院理学研究科の笠原裕一 准教授、松田祐司 同教授、大西隆史 同修士課程学生(研究当時、現:富士通株式会社)、馬斯嘯 同修士課程学生、東京大学 大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎 教授、水上雄太 同助教、東京大学 大学院工学系研究科の求幸年 教授、東京工業大学 理学院の田中秀数 教授、那須譲治 同助教、栗田伸之 同助教、東京大学 物性研究所の杉井かおり...
View Article量子科学技術研究開発機構(QST)と包括連携協定を締結~東工大内にQST量子科学技術 産学協創ラボ開設~...
東京工業大学は7月12日、量子科学技術研究開発機構(QST)(以下、量研)と、量子科学技術に関する研究と社会実装を加速することを目指して包括的な連携協定を締結しました。 協定締結式の様子 記者からの質問に応じる益学長(左)、量研の平野理事長(右)...
View Article硫黄化合物を低温・高効率で酸化する環境型触媒を開発 サルファーフリー燃料ほか有用物合成に威力
要点 化学工業において重要な選択酸化反応では、酸素分子のみを用いた環境調和型の触媒プロセスの開発が切望 ルテニウムを含むペロブスカイト触媒を独自手法で合成。低温・高効率で硫黄化合物を酸化、有用物の合成に成功 スケールアップ可能で再利用が容易な固体触媒として、広範な応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleサイズアップで光触媒の性能向上 表面構造を主流だったナノメートルからマイクロメートルにするだけ
要点 可視光で応答する光触媒の性能向上に新手法 従来より2桁以上大きなサイズに作り込んだ構造が効果的 分子構造は変えずに酸化力が向上 概要 東京工業大学...
View Article東北大学と量子コンピューティング研究の連携協定を締結
東京工業大学と東北大学は7月18日、量子コンピューティングを中心とした情報科学の基礎と応用の研究において世界的にリーダーシップを発揮することを目指し、連携協定を締結しました。 (左から)東工大:科学技術創成研究院 西森教授、益学長東北大:大野総長、大学院情報科学研究科 大関准教授 背景...
View Article細野秀雄教授が明かすIGZO(イグゾー)薄膜トランジスタ開発物語 Nature Electronics誌に発表
Nature Electronics誌にはReverse Engineeringというコラムが毎号掲載されてます。実用化されて世の中に普及した電子デバイスを一つずつ取り上げ、なぜ、どのように開発されたかを主な発明者本人が解説する話題のページです。これまでDRAM、DVD、CD、リチウム2次電池などが紹介されてきました。東京工業大学 科学技術創成研究院の細野秀雄教授(元素戦略研究センター長)が執筆した...
View Articleナノ電線作製目指すガイドライン 「教師なし機械学習」利用で実現
微小電線などのナノ材料の開発に必要な、分子が集合体を形成する過程を予測するガイドラインを導き出すことに成功。 「教師なし学習」を用いた画期的な予測方法。 京都大学 高等研究院 物質―細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)のダニエル・パックウッド(Daniel Packwood)講師と東京工業大学...
View Article生命活動の燃料「ATP」を観察する3色の蛍光センサーの開発に成功 がんや肥満の創薬開発への貢献に期待 日本、シンガポール、アメリカの国際共同研究
早稲田大学 理工学術院の新井敏研究院講師と東京工業大学 科学技術創成研究院の北口哲也准教授(論文投稿当時、早稲田大学 重点領域研究機構研究院 准教授)らの研究チームは、東京大学 大学院総合文化研究科、シンガポール国立大学、ハーバード大学と共同で、細胞の中のエネルギー代謝で中心的な役割を果たしているアデノシン三リン酸(ATP)を検出する、赤・緑・青(RGB)色の蛍光ATPセンサーの開発に成功しました。...
View Article東京工業大学 IDCロボットコンテスト大学国際交流大会 開催のご案内 世界からロボット製作に燃える大学生が大集合!みんなでロボコンを楽しもう!!
東京工業大学では、8月6日(月)から18日(土)まで、大岡山キャンパスにて、「The World Star Hunting Swallow(つばめよ、地上の星を探せ!)」を競技テーマにIDCロボットコンテスト大学国際交流大会(以下、IDCロボコン)を開催します。 IDCロボットコンテスト大学国際交流大会(International Design...
View Article太陽系外の生命探査に向けた科学者たちの戦略
太陽系の外に生命を宿す惑星を見つける。そんなことが、数十年以内に可能になるかもしれないと、科学者たちは考えています。とはいえ、それには新しい観測技術や理論研究が必要なのです。東京工業大学 地球生命研究所(Earth-Life Science Institute:...
View Article8月の学内イベント情報
8月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。 第8回工学院特別セミナー「A Bilinear Optimal Control Problem with Application in Bee Colony Population Dynamics」 工学院では、著名な講師の方々をお招きして特別セミナーを開催しています。今回はジョージア工科大学(Georgia...
View Article簡便、確実、短時間に骨転移モデルマウスを構築 骨転移研究を推進する新モデルで創薬研究を加速
要点 がん細胞を尾動脈から移植して骨転移モデルマウスを作る手法を確立 がん細胞の生体内での転移状態を可視化 骨転移の新規治療法や新薬開発の加速に貢献 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の口丸高弘助教(現自治医科大学・講師)と近藤科江教授らは、創薬研究などで有用な骨転移を特異的に確実に形成するマウス(骨転移モデルマウス)の新たな構築法を開発した。...
View Articleトポロジカル絶縁体で世界最高性能の純スピン注入源を開発 次世代スピン軌道トルク磁気抵抗メモリの実現に期待
要点 高い電気伝導率/スピンホール効果[用語1]をもつトポロジカル絶縁体[用語2]を利用 常温でも従来よりも2桁高い世界最高性能のスピンホール伝導率を実現 省エネ化、記録速度/記録密度が向上した次世代メモリ開発に道 概要 東京工業大学 工学院...
View Article迅速・高収率でアミノ酸N-カルボキシ無水物を合成 マイクロフロー合成で0.1秒以内にpHをスイッチ
要点 マイクロフロー合成法でNCAの迅速かつ高収率での合成に成功 瞬間希釈法により酸性条件で不安定なNCAの合成も達成 タンパク質構成アミノ酸全20種と非天然アミノ酸を原料にNCAを合成 概要 東京工業大学...
View Article西武信用金庫と包括的連携・協力協定を締結 地域の活性化と産業の振興を図るため、相互に協力
東京工業大学は、西武信用金庫と、地域の活性化と産業の振興を図るため相互に協力し、地域社会の発展に寄与することを目的として、包括的連携・協力協定を7月31日に締結しました。 握手を交わす西武信用金庫の落合寛司理事長(左)と本学の益一哉学長(右) 協定締結に至った経緯...
View Article高出力な全固体電池で超高速充放電を実現 全固体電池の実用化に向けて大きな一歩
要点 5 V程度の高電圧を発生する全固体電池で極めて低い界面抵抗を実現 14 mA/cm2の高い電流密度での超高速充放電が可能に 界面形成直後に固体電解質から電極へのリチウムイオンが自発的に移動 概要 東京工業大学の一杉太郎教授らは、東北大学の河底秀幸助教、日本工業大学の白木將教授と共同で、高出力型全固体電池で極めて低い界面抵抗を実現し、超高速充放電の実証に成功しました。...
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