超伝導できない超伝導電子―超伝導温度より遙か高温から存在する超伝導電子の発見―
発表のポイント 銅酸化物高温超伝導体[用語1]では、通常の超伝導体とは異なり、抵抗ゼロの超伝導温度よりも遥か高温から超伝導電子[用語2]が生成されていることを発見した。 本研究は「レーザーを光電効果観察に活用する」という、東京大学物性研究所発祥の画期的アイディアから実現した超高分解能測定に基づく。 高温超伝導メカニズムの解明や超伝導転移温度を更に向上させる指針を与えるものとして期待される。...
View Article原子19個の白金粒子が最高の触媒活性を示す―燃料電池触媒の質量活性20倍、低コスト化に道―
要点 金属ナノ粒子を原子レベルで精密制御する新規合成法を開発 特定原子数からなる白金ナノ粒子が燃料電池反応に対する高い活性を発現 原子数わずか1個で触媒活性が大きく変化するメカニズムを解明 概要...
View Articleスーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を奪還
スーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を奪還―ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析でも最高の評価― 要旨...
View Article細野秀雄教授が、IGZOターゲットの開発により「第40回井上春成賞」を受賞
細野秀雄教授が、IGZOターゲットの開発により「第40回井上春成賞」を受賞 ―高精細・低消費電力・フレキシブルなディスプレイの実現に寄与―...
View Article強誘電体の極薄単結晶膜を世界で初めて作製
強誘電体の極薄単結晶膜を世界で初めて作製―超高密度新規メモリーで長時間使えるスマホ実現に道― 概要 東京工業大学元素戦略研究センター(センター長...
View Article第2回オープン創薬コンテストで13個のヒット化合物を発見
標的タンパク質に対しコンピュータ技術を用いて薬のタネとなる化合物を提案し試験する、世界にもほぼ例がないオープン創薬コンテスト 参加グループの提案化合物から約2000個を選び、アッセイ試験[用語1]を実施、標的としたヒトC-Yes酵素[用語2]に対する阻害活性を持つヒット化合物を13個発見 受賞者はベンチャー企業の研究員、博士号取得直後のアカデミア研究員、大学院修士課程学生など 特定非営利活動法人...
View Article世界初、空気圧駆動型内視鏡ホルダーロボット発売―大学発ベンチャーによる革新的手術支援ロボット―
東京工業大学と東京医科歯科大学の両大学発のベンチャー企業 リバーフィールド株式会社(本社:東京都新宿区、社長:原口大輔)は、小型・軽量で操作性に優れた内視鏡ホルダーロボット「EMARO(エマロ):Endoscope MAnipulator...
View Article日本学術振興会 ひらめき ときめきサイエンス 東京工業大学での実施プログラムのご案内
ひらめき☆ときめきサイエンスは独立行政法人日本学術振興会による事業で、科学研究費助成事業による研究の内容を小・中・高校生にわかりやすく伝える体験プログラムを募集・支援するものです。...
View Article講演会「バーチャルリアリティの最前線」
東京工業大学社会人教育院は(一社)蔵前工業会と共催で、9月30日(水)より5回にわたり、「バーチャルリアリティの最前線」と題した講演会を開催いたします。...
View Article第21回スーパーコンピューティングコンテスト 高校生・高専生の熱き知的な戦い「夏の電脳甲子園」開催
昨年度開催風景 スーパーコンピューティングコンテスト(以下、スーパーコン)は、スパコン上で行う高校生・高専生対象のプログラミングコンテストです。 予選を通過した高校生・高専生の20チームがスパコンを使い、4日間をかけて難題を解くプログラムを作成し、その性能を競います。...
View Article超小型大気圧低温プラズマジェットの開発に成功―3Dプリンター活用、微細加工や医療応用に期待―
概要 東京工業大学大学院総合理工学研究科の沖野晃俊准教授と神戸大学大学院医学研究科の東健教授は、3Dプリンターを用いた大気圧低温プラズマジェットの開発に成功した。 従来の機械加工では作成が困難な直径3.7mm、重さ3.5g、チタン製の小型大気圧低温プラズマジェットをチタンで造形し、高強度なプラズマを安定的に生成できることを確認した。...
View Article横浜ゴム、東京工業大学バイオマスを原料とした合成ゴム(ブタジエンゴム)の新技術開発
横浜ゴム(株)は、国立大学法人東京工業大学との共同研究により、バイオマス(生物資源)であるセルロース(植物繊維の主成分である糖)から直接ブタジエンを合成する触媒の開発に成功した。ブタジエンは自動車タイヤなどの原料となる合成ゴム(ブタジエンゴム)の原料として使用される。現在、ブタジエンは石油精製の副産物として工業的に生産されているが、新技術の開発によって、今後石油への依存度が低減でき、地球温暖化の原因...
View Articleゲルマニウム導入し光るダイヤを開発―バイオマーカーや量子暗号通信への応用へ期待―
要点 ダイヤモンド中の空孔とゲルマニウムの新しい単一カラーセンターを作製 プラズマ化学堆積法を使用し高品質ゲルマニウム-空孔センターを形成 生細胞イメージング用のバイオマーカーや量子暗号通信への応用を期待 概要...
View Article鰭から四肢への進化はどうして起ったか―サメの胸鰭を題材に謎を解き明かす―
要点 四肢への進化過程で、位置価を持つ領域のバランスが後側寄りにシフト 前側と後側のバランスをシフトさせる原因となったゲノム配列を同定 サメ鰭の前側と後側のバランスを後ろ寄りにすると鰭の付け根の骨は1本に変化 概要 東京工業大学大学院生命理工学研究科の田中幹子准教授と鬼丸洸元大学院生(現CRG博士研究員)らの研究グループは、スペインCRG[用語1]のジェームズ・シャープ(James...
View Article革新材料・グラフェンの大量生産に大きな指針―電子レンジとイオン液体で高速、高効率なグラファト剥離に成功―
発表のポイント 革新材料として注目されるシート化合物、グラフェンの大量生産へ向けた発展が期待できる手法を開拓した。 新たに合成したオリゴマーイオン液体[用語1]にグラファイト(グラフェンの積層物)を入れ、マイクロ波(電子レンジ等に使用されている電磁波)を30分間照射するとグラフェンが収率93%で生成し、そのほとんど(95%)が単層グラフェンであった。...
View Article第33回 蔵前科学技術セミナー
活発化する火山列島・日本 セミナー開催のお知らせ 東京工業大学同窓会であります一般社団法人蔵前工業会は、科学技術及び工業の発展に資することを目的の一つとして活動しており、一般の方々を対象に東京工業大学との共催のもと、蔵前科学技術セミナーを年2回開催しております。この度、下記により、日本における火山活動に関わる東京工業大学の観測研究の歩みと成果を発表することとなりました。...
View Article貧栄養土壌でも葉と根に油脂蓄積する植物を開発
貧栄養土壌でも葉と根に油脂蓄積する植物を開発 ―地球温暖化抑制と再生可能エネルギー生産の両立への第一歩― 要点 植物は通常、葉や根ではなく種子に油脂を蓄積 リン欠乏下で葉や根に油脂を高蓄積する植物の開発に成功 葉における油脂生産で、リン欠乏土壌での植物栽培を促進、CO2削減に貢献 概要...
View Article地球と生命の起源と進化解明への新たな展開―地球生命研究所が米財団からの研究資金をもとに研究者ネットワークを強化―
左からPiet Hutディレクター(EON)、廣瀬敬所長、三島良直学長(東京工業大学)、岩渕秀樹室長(文部科学省研究振興局基礎研究振興課基礎研究推進室) 概要...
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