最先端エッジAI技術を活用した牛の行動観察システムを共同開発 酪農・畜産業におけるアニマルウェルフェア向上を目指して実証実験を開始
東京工業大学、信州大学および電通国際情報サービス(以下、ISID)の共同プロジェクトチームは、東京工業大学COI(COI=センター・オブ・イノベーション。以下、東工大COI)『サイレントボイス[用語1]との共感』地球インクルーシブセンシング研究拠点のもと、最先端エッジAI[用語2]技術を活用した牛の行動観察システムを開発しました。2021年の社会実装を目指し、信州大学農学部で2019年4月から202...
View Articleオートファゴソームに脂質を供給する仕組みを解明 オートファジーにまつわる数十年来の謎が明らかに
要点 オートファジーにおいて、分解対象を包む袋状の膜(オートファゴソーム)が作られる際の材料(リン脂質)がどのように供給されるのか、これまで分かっていなかった たんぱく質Atg2がリン脂質を直接輸送する活性を持ち、オートファゴソーム前駆体にリン脂質を供給することで膜伸長を起こすことを発見した...
View Article光からエネルギーを取得し、タンパク質を合成する人工細胞 より生物に近い機能を持つ人工細胞が誕生
要点 光エネルギーからATPを合成する人工細胞小器官を作製 人工細胞小器官を持った人工細胞が光によりタンパク質を合成 光駆動型のバイオデバイス開発につながる可能性 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)の車兪澈(くるま ゆうてつ)特任准教授と東京大学 大学院新領域創成科学研究科の博士課程大学院生Samuel...
View Article東京工業大学 社会人アカデミー 2019年度ベンチャー未来塾開講のご案内
本講座は2014年度に開講し、新たなビジネスチャンス獲得の場として、高い評価をいただいてまいりました。国の政策・立案に関わる府省庁関係者や新興上場企業執行役員が集い、毎回、講義とディスカッションを行います。開講以来、課題解決力を模索し、共に新たなビジネスチャンスを得られる場としてご好評いただいてまいりました。...
View Article協働研究拠点の第1号「コマツ革新技術共創研究所」を設置 先端科学技術と産業現場の知見を結集 機械部品の高機能化へ向け研究を深化
東京工業大学とコマツは、東工大における新しい産学連携プログラム「協働研究拠点」の第1号としてコマツ革新技術共創研究所を2019年4月1日(月)に設置します。 東工大すずかけ台キャンパスに置かれた専用スペース(325 m2)に東工大・コマツ双方からの人材による企画室を設置し、連携テーマの探索、研究の企画機能を担う組織対組織の幅広い分野での連携を進めていきます。 (右から)東工大:科学技術創成研究院...
View Article新規緑色蛍光タンパク質型グルコースセンサーを開発 リアルタイムで細胞内グルコースの動態を可視化
要点 グルコースの細胞内での挙動を光学顕微鏡で可視化観察できるセンサーを開発 3種の反応性が異なるセンサーを使い分け、広い濃度範囲のグルコースを検出 デュアルカラーイメージング、線虫個体内でのin vivoイメージングを達成 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の北口哲也准教授は東京大学...
View Article新規な分子進化のルーツを持つ糖鎖分解酵素の発見 真核生物由来endo-β-1,2-グルカナーゼの単離同定及び機能構造解析
研究の要旨 東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 田口速男教授および中島将博講師、東京工業大学 理学院 化学系...
View Article農研機構と農業・食品分野のSociety5.0の早期実現を目指した連携協定を締結
東京工業大学は3月27日、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と農業・食品産業分野の持続的発展を目指し、連携協定を締結しました。 協定書を取り交わす農研機構 久間和夫理事長(左)と益学長(右) 協定締結の背景・趣旨 本学は、研究成果の社会実装に向け、他機関等との連携研究を推進しています。...
View Article室温で緑色発光するp型/n型新半導体 ペロブスカイト型硫化物で実現
要点 独自の化学設計指針でp型/n型半導体の電気特性や光学特性を制御 適切な元素置換がカギ グリーンギャップ問題を解決する次世代緑色LEDを開発 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の平松秀典准教授、飯村壮史助教(研究当時)、細野秀雄教授(研究当時)、物質理工学院...
View Articleガス田の天然ガスを微生物が食べていた 未知の大規模微生物生命圏の存在示唆
要点 プロパンガス分子の中心の炭素と末端の炭素の安定同位体比を別々に計測 観察と微生物培養実験で安定同位体比の異常を検証 大気へのプロパン放出量の推定など地球環境の影響評価にも適用可能性 概要 東京工業大学 理学院 地球惑星科学系のアレキシー・ジルベルト(Alexis Gilbert)助教(東京工業大学 地球生命研究所、以下ELSI、アフィリエイトサイエンティスト)、上野雄一郎教授(ELSI...
View Article脳波のような複雑な信号を読み解く新手法 定数パラメータを加えることで脳活動情報の抽出改善
要点 異なる条件下の信号を位相だけでなく振幅も利用して検出できる新手法 脳波など複雑(カオティック)な信号から脳活動情報を抽出する技術 ブレイン・マシン・インタフェースの高度化に寄与する可能性 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の小池康晴教授、吉村奈津江准教授、ルドビコ・ミナティ(Ludovico...
View Articleベンチャー企業との協働研究拠点「aiwell AIプロテオミクス協働研究拠点」を設置
東京工業大学とaiwell(アイウェル)株式会社は、4月5日に大岡山キャンパス内に「aiwell AIプロテオミクス協働研究拠点」を設置しました。血中のタンパク質の状態から「健康を見える化」し、けが等の超早期予測を目指す研究を進めていきます。 背景・概要 生命理工学院...
View Article性ホルモンの男女を見分ける分子カプセル 男性ステロイドホルモンの超高感度センシング法を開発
要点 水中で分子カプセルが種々のステロイド性ホルモンを強く捕捉 男性と女性ホルモンの混合物から男性ホルモンを選択的に捕捉 数ナノグラム量の男性ホルモンの高感度蛍光センシングに成功 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の山科雅裕博士研究員(当時、現・理学院 化学系...
View Article光で検出できない“不可視な”円柱構造 光や電磁波を反射や散乱しない構造を単一物質で実現
要点 電磁界解析により特定の光では観測ができない不可視な単一物質の円柱構造を発見 半導体などの実在する物質でこの構造が作製可能 光や電波と干渉しないデバイス、配線、構造体などへの応用を期待 概要 東京工業大学 工学院...
View Article両親由来のゲノム配列を個別に決定する新手法 ゲノム多様化領域に起因した生命現象の解明へ
要点 両親由来のゲノム配列を高精度にかつ個別に決定する情報解析手法 哺乳類、無脊椎動物、植物などを対象にしたテストで性能を確認 従来は解析が困難だった両親間のゲノムが多様化した領域を解析 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Articleフラストレート磁性体の量子相転移の圧力・磁場制御を実現 三角格子反強磁性体の新しい量子相の発見
発表のポイント 三角格子反強磁性体でスピンが最小のS = 1/2の系においては、量子揺らぎ[用語1]と幾何学的フラストレーション[用語2]により、多数の安定状態をもつことが、理論的に予想されてきた。...
View Article地球の深部炭素のゲートキーパーとなる微生物活動を発見 沈み込み帯から表層に放出される炭素量を再評価
要点 コスタリカ全域の温泉水を調査し、地中での炭素循環とそのプロセスを分析 沈み込み帯からの前弧域への炭素供給量はこれまでより2桁多いと推定 微生物の活動を含めた新たな炭素循環モデルを提案 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)のドナート・ジョヴァネッリ(Donato...
View Article世界初!DNAオリガミを融合した分子人工筋肉を開発 ナノからマクロスケールまで広範に適応する再生可能なソフトアクチュエーターとして期待
ポイント バイオテクノロジーとDNAナノテクノロジーの融合で自在にサイズ変更できる分子人工筋肉を開発 再生可能な化学エネルギーを力学エネルギーへと高効率に変換可能 医療用マイクロロボットや昆虫型ドローンなどへの動力源として期待 概要 北海道大学 大学院理学研究院の角五 彰准教授、関西大学 化学生命工学部の葛谷明紀教授、東京工業大学 情報理工学院...
View Article生命理工学院 第6回生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)フォーラム ―光先進医療― のご案内
国立大学法人東京工業大学生命理工学院は、生命科学と生命工学を広くカバーする国内最多の75研究室を擁する学術組織です。「生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)」は、各学術分野の最先端と社会・産業とを橋渡しする協創の場であり、社会 還元を想定した分野テーマごとに、現在、複数の研究室が集結した11研究グループから構成されています。...
View Article量子磁性体でのトポロジカル準粒子の観測に成功 トポロジカルに保護された磁性準粒子端状態の予言
発表のポイント 量子反強磁性体Ba2CuSi2O6Cl2においてトポロジカル磁気準粒子状態を観測した。 本物質においてトポロジカルに保護された端状態[用語1]が生じることを提案した。 今後端状態の物性を実験的にとらえることができれば、省エネルギー情報伝達材料[用語2]の高度化にもつながることが期待される。 概要 東北大学 多元物質科学研究所 那波和宏助教、佐藤卓教授、東京工業大学 理学院...
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