酸化チタンの新機能を発見 ―薄膜形状で超伝導を実現―
要点 地球上のありふれた元素を活用した高機能材料の創製に寄与 2つの異なる組成の酸化チタンを薄膜形状に合成し、組成・構造を決定 実験的に未解明だったバイポーラロン超伝導の発現の可能性 概要 東京工業大学...
View Article手足を動かす筋肉のつくり方はどうやって進化したのか?
手足を動かす筋肉のつくり方はどうやって進化したのか? ―サメの鰭から四肢筋の発生様式の進化を解明― 要点 軟骨魚類トラザメの対鰭筋が遊離筋の特徴をもつ細胞からつくられることを解明 軟骨魚類の対鰭筋は遊離筋によらない方法でつくられるという従来の説を覆す 対鰭・四肢の筋肉が遊離筋によってつくられるという発生様式は、従来説より古い起源をもつ可能性を提示 概要 東京工業大学大学 生命理工学院...
View Article10月の学内イベント情報
10月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。 「Japan-Italy Bilateral Symposium on Artificial Photosynthesis Using Metal Complexes」開催 新学術領域研究「革新的光物質変換」主催の日本-イタリア2国間会議「Japan-Italy Bilateral Symposium on...
View Article東京工業大学の研究と産学連携の「今」を紹介 第1回Tokyo Tech Research Festivalの開催について
東京工業大学は世界のトップユニバーシティを目指し改革を進めています。この改革の一環として、本学の研究の目標である「真理の探求」、「持続的発展のための課題解決」および「次世代産業の芽の創出」を加速するために、本年4月に研究・産学連携本部を発足させました。 そしてこの度、研究活動の「組織化」と「見える化」への取り組みの一つとして、Tokyo Tech Research...
View Article東工大リベラルアーツ研究教育院主催 シンポジウム「緊急開催:来たる衆院選とその後の日本をうらなう」
9月半ばに安倍首相が衆議院の解散をほのめかして以来、希望の党の結成や民進党の事実上の解体など日本の政界は激変しました。10月に予定されている次の衆議院選挙は日本の行方を大きく左右するものとなるでしょう。そこで急遽、「来たる衆院選とその後の日本をうらなう」というシンポジウムを企画いたしました。選挙の開票速報番組でのコメントの鋭さで定評のある池上彰特命教授をコーディネーターに立て、現下の問題に対して深い...
View Article東京工業大学 グローバルリーダー教育院(AGL)「d.school comes to Tokyo Tech」の実施について
「デザイン思考」は、研究者・ビジネスパーソンに関わらず、現在も、そしてこれからもずっとイノベーションを起こすことを求められる人にとって、今や常識ともいうべき考え方です。そのベースとなる概念、「Creative Confidence」を、「デザイン思考」の本場である米国Stanford...
View Article新しい不斉源「トポロジカルキラリティ」の機能を解明
新しい不斉源「トポロジカルキラリティ」の機能を解明 ―医薬品開発などにも応用可能な優れた不斉源の開発に成功― 要点 トポロジカルキラリティを有する化合物の不斉源としての機能を初めて評価 ロタキサンを不斉源として高分子に一方巻きらせんを誘起できることを見出した ロタキサンは従来の点不斉を有する分子よりも優れた不斉源となり得る 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の石割文崇助教(兼・同大学...
View Article放射性同位元素を含む排水の漏れについて(放射線総合センター大岡山放射線実験施設)
放射線総合センター大岡山放射線実験施設の自主点検中に、地下埋設放射性排水配管と桝の接合部に隙間が確認され、隙間周囲の土壌の放射能測定を行った結果、本日、放射性同位元素トリチウム(3H)を含む排水の管理区域※1外への漏れ(土壌中の最大放射能濃度3H 2ベクレル毎グラム)を確認いたしました。 本件については、直ちに原子力規制委員会への報告を行っております。...
View Article超巨大遺伝子群を制御するゲノム領域を発見
超巨大遺伝子群を制御するゲノム領域を発見 ―匂い受容体の遺伝子進化の謎の解明へ― 要点 嗅覚受容体遺伝子の新たな転写調節領域を発見 この領域は他に例をみない超長距離作用性の遺伝子調節領域だった 嗅覚受容体の遺伝子発現メカニズムに新たな知見 概要 東京工業大学 バイオ研究基盤支援総合センターの廣田順二准教授と岩田哲郎研究員、東京大学 大学院農学生命科学研究科の東原和成教授、理化学研究所...
View Article従来の性能を越える新しい有機半導体用電極の開発 ―電極材料によらず電子・正孔両方の注入が可能に
発表のポイント 有機半導体において、通常の金属電極を凌駕する世界最高性能の電荷注入効率の電極を設計して実証した。 新しい電極は、電子と正孔を同等に有機半導体に注入することができる。 新しい電極は、空気中で安定であり、種々の電子デバイスへの応用が期待できる。 新しい電極は、高性能な電界発光素子への応用が可能である。 新しい電極は、中間層のナノ構造を操作することにより簡単なプロセスで高性能電極となる。...
View Articleスピンが偏った超伝導状態の検証に成功 ―トポロジカル超伝導の実現へ向けて―
要旨 理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 創発物性計測研究チームの岩谷克也上級研究員、花栗哲郎チームリーダー、東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の笹川崇男准教授らの共同研究グループは、「トポロジカル超伝導体[用語1]」の候補物質β-PdBi2の表面において、スピン[用語2]が偏った(スピン偏極した)特異な状態が超伝導になっていることを明らかにしました。...
View Article新型の酸化物イオン伝導体である新物質SrYbInO4を発見 ―燃料電池や酸素分離膜等の開発を加速―
要点 新物質SrYbInO4を発見、結晶構造の決定に成功 SrYbInO4が新構造型の純酸化物イオン伝導体[用語1]であることを発見 イオン伝導機構も解明 関連材料の開発およびエネルギー・環境分野への応用研究を加速 概要 東京工業大学 理学院...
View Article生命理工学院 生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)企画 第3回 LiHubフォーラム 「ゲノムがつなげる近未来社会」のご案内
国立大学法人東京工業大学生命理工学院は、生命科学と生命工学を広くカバーしている国内最大の学術組織である利点を活かして、同分野の最先端と社会・産業とを橋渡しする協創の場「生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub)」を設立しました。 LiHubには、社会貢献度の高い分野テーマごとに複数の研究室が集結した11つのLiHubグループが立ち上がり、現在は特色を活かした産学連携を企画・展開中です。...
View Article11月の学内イベント情報
11月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。 理工系学生能力発見・開発プロジェクト 第12回シンポジウム「宇宙エレベーターの実現可能性と未来への道」...
View Article分子のオルト-パラ核スピン異性体間の光学遷移の検出に成功
分子のオルト-パラ核スピン異性体間の光学遷移の検出に成功 ―オルト-パラ対称性の破れを直接定量― 要点 孤立状態にある分子のオルト-パラ異性体間の光学遷移の検出に初めて成功 観測からオルトとパラの混合状態の度合いを直接定量する手段を確立 オルト-パラ異性体間では自然発光による自発的緩和過程が存在しうる可能性がある 概要...
View Article平成30年度 東京工業大学基金奨学金「大隅良典記念奨学金」の募集を開始
東京工業大学は、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授からの多額の寄附を原資として、2017年1月に「大隅良典記念基金」を設置しました。本基金は、将来の日本を支える優秀な人材の育成、および長期的な視点が必要な基礎研究分野における若手研究者等の育成の推進など、研究分野の裾野の拡大を目的としています。...
View Article9月の学内イベント情報
9月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。 第7回 国際シンポジウム・セミナー「原子力安全・核セキュリティ・核物質防護のための国際原子力人材養成」 —核セキュリティと核物質防護/核不拡散—...
View Article“甘さ”を見分ける分子カプセル
“甘さ”を見分ける分子カプセル ―水中で糖分子 スクロースの選択的な包み込みに成功― 要点 分子カプセルが、水中で砂糖の主成分スクロースを選択的に包み込むことを発見 包み込みは人工の糖分子(人工甘味料)の方が強く、人間が感じる甘さと同じ順 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article40億年前の火星は厚い大気に覆われていた ―太古の隕石に刻まれた火星環境の大変動―
要点 理論計算と火星隕石の化学分析データの比較から太古の火星大気圧を推定 40億年前の火星は地球と同程度(約0.5気圧以上)の厚い大気に覆われていたことが判明 40億年前以降に起きた大気量の減少が地球との運命を隔てた可能性を示唆 概要 東京工業大学...
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