層状コバルト酸化物の高イオン伝導度の原因を解明
要点 層状コバルト酸化物PrBaCo2O5+δにおける酸化物イオンの高速移動経路を可視化 酸化物イオンの高速移動経路が、プラセオジム(Pr)とバリウム(Ba)の規則化により生じる理由を原子スケールで解明 新しいイオン伝導体の開発や固体酸化物形燃料電池などの性能向上につながる 概 要 東京工業大学理工学研究科の八島 正知教授ら及び英国インペリアル・カレッジ・ロンドンのキルナー...
View Article東工大スパコンTSUBAMEが、今秋、大幅な性能向上へ
東京工業大学学術国際情報センター(以下、GSIC)は、今秋までに、現有するTSUBAME2.0をTSUBAME2.5として理論演算性能値は単精度17ペタフロップス、倍精度で5.7ペタフロップス(1 秒間に5700兆回の浮動 小数演算が可能)とTSUBAME2.0に比べ約2.4倍の世界最高レベルへと大幅な性能向上となる増強を実施することになりました。...
View Article水溶液系ナトリウム-空気電池を開発
要 点 リチウムイオン電池の3~10倍の重量当たりの放電出力(エネルギー密度)を実証 高速ナトリウムイオン伝導性セラミックスを用いる新構造により水性電解質の利用を実現 放電生成物の水酸化ナトリウムが高い溶解度を持ち、従来型空気電池の放電停止の問題を解決 概要...
View Articleビッグデータから新たな科学的発見をもたらす統計手法を開発
ポイント ビッグデータからの科学的発見のためには、正確な検定値(P値)の算出が必要。 超高速アルゴリズムを用いた新たな統計検定手法を開発し、発見力を大幅に改善した。 物理学、医学、化学など全ての実験科学において世界中での広い利用が期待される。 概要 JST 課題達成型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所 生命情報工学研究センターの津田 宏治 主任研究員(JST...
View Articleホタルが光る仕組みを利用した「たんぱく質の出会い」検出技術を開発
ポイント あらゆる生命現象はたんぱく質の相互作用で制御されており、その研究には鋭敏な検出技術が不可欠。 ホタル発光酵素の2段階反応を利用して、たんぱく質同士の相互作用を高感度に検出する技術を開発し、複数のたんぱく質間相互作用の検出に成功。 簡便、迅速かつ高性能な臨床診断、薬物探索が可能に。 概要 JST先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として、東京工業大学 資源化学研究所の上田 宏 教授(前...
View Article分子から分子への共鳴トンネル現象を世界で初めて確認
ポイント 走査型トンネル顕微鏡を用いて分子軌道間の共鳴トンネル現象を観察 分子間の共鳴トンネル現象の確認は世界初 分子軌道を用いた分子間共鳴トンネルダイオードの実現に道 概要...
View Article遺伝子発現を光で自在にコントロールする新技術を開発
要 点 多細胞生物の形態形成を、光のON/OFFで時空間制御することが可能に 今まで解析が困難であった神経発生や代謝調節などに関わる遺伝子の解析が容易に 概要...
View Articleホウ素-酸素多重結合を持つ金属クラスター合成に成功
要 点 オキソボリル配位子(ホウ素-酸素多重結合)が3つのルテニウムに架橋した新規な化学結合を合成 不安定なオキソボリル種を複数の金属原子に配位することで安定化に成功 概 要...
View Articleグラフェンを超越する新電子機能物質を創製 -極性トポロジカル絶縁体を世界で初めて発見-
要 点 新種の「空間反転対称性の破れた(=極性) トポロジカル絶縁体」を発見 グラフェンの課題を克服し、グラフェンにない電子機能を兼ね備える新物質 革新的電子デバイスの開発に弾み 概 要...
View Article教育改革の取り組みについて記者発表を開催
東工大の教育改革の取り組みについて、三島良直学長、丸山俊夫理事・副学長(教育・国際担当)、大谷清理事・副学長(財務・広報担当)が登壇し、約15社から集まった報道関係者に向けて発表しました。 三島学長自身から、日本と世界に貢献する人材を輩出するために必要な教育改革を、2016年4月を目指して実施する旨、説明しました。 今回の教育改革のポイントは以下の通りです。 世界トップクラスの教育の質...
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